2006年10月09日
キビはどこで栽培されているの?
■「キビ」のふるさとには二つの説があります。一つは中国起源説、そしてもう一つはインドから中央アジアにかけての地域という説です。
■いまだに祖先と見られる種は見つかっていないためどちらの説が正しいかはまだ分かっていませんが、ユーラシア大陸の東側方面のどこかではあるようです。
■そんな「キビ」ですが、紀元前8000年から4000年前という遥か昔の中石器時代にはアジアからヨーロッパに伝来し、新石器時代にはヨーロッパのたくさんの地域で栽培されていました。パン焼きの技術ができパン食文化が誕生するまでの長いあいだ主食としての地位を占めていたといいます。ヨーロッパとキビ、現在ではあまりピンとこないマッチングですね。
■現在のヨーロッパではほとんど栽培されていません。世界で最も盛んに栽培されているのはインドです。インドに出張に行った友人によるとインドでは基本的に毎食カレーだと言っていました。やっぱり食べ方はカレーをかけて食べるのでしょうか。そのほかパキスタンや中国などアジアでの栽培が多く、世界全体の栽培量の75%をアジアで占めています。そしてあとの残りほとんどはアフリカです。
■さて日本ではどうでしょう?あわ・キビ・ひえと三大雑穀といえる「キビ」、もちろん雑穀王国の岩手県が一番の産地かと思うでしょう?
■ところがどっこい、キビの栽培が最も盛んなのは沖縄なのです。国内生産の1/3は沖縄で栽培されています。
■私が推測するところ、戦後日本列島の食文化が急速に変化していったのに対して、独特の食文化を大切にする沖縄は、以前から栽培していたキビの栽培を守り続けたのではないでしょうか。日本に返還される昭和47年までの間、日本とは違った政治背景があったこととも関係しているかもしれません。
■国内で消費される「キビ」は国内産だけでは足りません。全体の2/3は海外から輸入にたよっています。主な輸入元は中国やオーストラリアの国々でベトナムからも一部輸入されています。



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